こんにちは!
タナカホームズ設計の光田です。
一般的には、家を建てるためには長方形や正方形の土地が求められますが、
台形やL字型、高低差のある土地など、形が整っていない不整形地もあります。
さまざまな制限があり使いづらいことから敬遠されがちですが、
こうした土地ならではのメリットや活用方法もあります。
今回は、家のことを知り尽くした住宅会社だからこそご提案できる
土地別の活用事例とアイデアをご紹介します。
【目次】
「整形地」と「不整形地」とは?
土地には「整形地」と「不整形地」があります。
◎整形地とは
建物を建てやすいように長方形や正方形に整えた形状の土地のことを言います。
敷地面積を有効に活用した建物が建てやすく、建物の選択肢が広がります。
◎不整形地とは
L型や三角形の土地、旗竿地、高低差のある土地など、
形がいびつで整っていない土地を不整形地と言います。
相場よりも安い価格で販売されることが多いですが、
建物を建てるときにデッドスペースができやすく、
建物の配置や面積、間取りに制限ができてしまいます。
また、整地のために追加工事費がかかることもあり、
その扱いにくさから敬遠されがちです。
ただ、不整形地のデメリットは設計の工夫によって解決できることも多くあります。
これは、家づくりのノウハウを持つ住宅会社だからこそできる提案です。
不整形地その1. 狭小地
建物の面積がコンパクトになる狭小地は、
縦の空間を利用することで面積を増やします。
平屋ではなく2階建てや3階建てに、屋根裏を利用したロフト、
庭が取れない場合は屋上バルコニーを設けるといった工夫で活用できます。
また、採光が取りづらい場合は思い切って2階リビングにするのもおすすめです。
2階リビングは、眺望やプライバシー保護の観点からもメリットがあります。
不整形地その2. L字型の土地(旗竿地)
道路に面した部分の間口が狭く、進んだ先がL字になっている形状の土地のことで、
旗竿地(はたざおち)とも呼ばれます。
竿部分には建物を建てられないため、駐車場やアプローチとして利用して、
折れた先の広い部分に建物を建てます。
間口から建物まで距離ができてしまいますが、
プライバシーを守れる形状でもあります。
個性的な外構がつくれるため、外構にこだわりたい方にもおすすめです。
不整形地その3. 三角や台形の土地
角がデッドスペースになってしまうため、建物の配置や面積に制限が生まれます。
土地の形に合わせた建物の形にする、
デッドスペースの部分を庭にするといった活用方法があります。
ただし、制限が多い土地形状のため、敷地面積が広くても
建物の面積が想像よりも小さくなってしまう可能性も。
こうした土地の購入を検討している場合は、
必ず住宅のプロに意見を求めましょう。
不整形地その4. 高低差のある土地
隣地や道路よりも敷地が高い、反対に低いなど、高低差のある土地があります。
隣地や道路よりも敷地が高い場合は、
敷地の手前に駐車スペースや建物までの階段やスロープをつくる方法があります。
ただ、土地価格は安くても外構工事費が高くなる傾向があるので注意が必要です。
給排水の配管が問題ないかも確認しましょう。
隣地や道路よりも敷地が低い場合は、
2階建て以上にして2階部分を隣地や道路に高さを合わせます。
1階に寝室や浴室を配置して2階にリビングやキッチンを配置することで、
採光を確保できます。
寝室や浴室が地下空間のようになり、
人の視線を感じずに生活ができるというメリットもあります。
ただし、大雨の日は雨水が流れてくる可能性があるので、
状況に応じた排水計画や、災害リスクを考慮した設計などが必要です。
不整形地その5. 傾斜地や崖地
傾斜地や崖地は、相場よりも比較的安い価格で販売されています。
ただし、傾斜地に家を建てるためには、
切土や盛土によって土地を平坦にしなければなりません。
また、崖に近接する場合は斜面の崩落を防ぐために擁壁の設置も必要です。
土地の購入費用は抑えられても、土地造成に大幅な追加費用が
かかる場合もあるので注意が必要です。
メリットとしては、高台にあって眺望を楽しめることです。
眺望を活かしてリビングに大開口を設けたり、
広いバルコニーをつくるなど、高台ならではの楽しみ方ができます。
暮らしの幅が拡がるアイデア
暮らし方が多様化している中で、ご要望が増えているのが
「アウトドアリビング」や「趣味部屋」、「洗面スペース(手洗い場)」などです。
◎アウトドアリビング
アウトドアリビングとは、リビングとつなげるようにテラスや中庭を設けて、
第二のリビングのような屋外空間のことです。
外とのつながりをつくることで、
リビングに広がりと開放感が生まれます。
お子様の遊び場やカフェスペース、バーベキューにと幅広く使えます。
◎趣味部屋
家の中に趣味部屋を持ちたいと言われる方も増えてきました。
映画やドラマを楽しむシアタールーム、在宅ワーク用の書斎、
本や漫画を読むための図書コーナーなど、
暮らしが楽しくなる空間に。
◎洗面スペース(手洗い場)
感染症対策として玄関のそばに手洗いスペースを設ける方も多いです。
帰宅後、手洗いとうがいを済ませてリビングへ向かう動線によって、
感染症対策の習慣が自然と身につきます。
タナカホームズは、住宅会社ならではの視点で
理想の住まいを叶えられる土地をご紹介します!
土地探しから家づくりまでぜひ私たちにご相談ください。