家を建てるためには土地が必要ですが、立地や広さ、価格など、人によってさまざまな条件があると思います。
ただ、気をつけておかなければならないのが、
どんなに魅力的な条件の土地でも家を建てるのには適さないものもあるということ。
では、どんな点に注意して土地探しをすればいいのでしょうか？
今回は失敗しない土地探しについて価格や立地の面からチェックしておきたいポイントをご紹介します！

土地探しの前にするべきこと

▶暮らしのイメージから優先順位を決める

一般的に言われる「駅近」や「中心地に近い」などの条件は、確かに魅力的ですが、
好立地であればあるほど価格は高く、面積は狭くなってしまう傾向に。
大切なのは、「自分たちに合った土地かどうか」。
まずは、土地に求める条件を全てあげてみましょう。場所、広さ、形、日当たり、学校、目の前の道路状況・・・
できる、できないは一旦置いておいて思いつく限りの希望を書き出します。
次に、その中で妥協できる点を探し、残った項目に優先順位を付けていきます。
優先順位が明確になれば、土地は見つけやすくなります。

▶家のプランを具体的にする

「そろそろ家を建てよう」と思ったときに、多くの方はモデルハウスの見学や土地探しから始めると思います。
家のプランが曖昧なまま、価格や立地、学校の校区などの条件だけで土地を探すのはちょっと危険です。
例えば、広い土地であっても法的な規制で建物を建てられる面積は決まっています。
広ければ大きな住まいを建てられるとは限らないのです。
そのため、土地を先に決めてしまったばかりに希望の間取りを諦めなければならないこともあります。
他にも、北側の土地だから日当たりが悪いか？というと、そうとも限りません。
北側の土地でもそのデメリットを設計の工夫で補える場合もあります。
同じ場所にあっても南側と北側の土地では金額に差があるので、工夫次第でコストダウンができる可能性もあるのです。
一般的に言われている条件だけで土地を決めるのではなく、
プロの力を借りながら家のプランに合わせて土地探しをすることをおすすめします。

価格から考える土地探しのポイント

▶相場を確認する

今の時代、ほとんどの人がまずネットで土地を探すと思いますが、
ネットだけの情報では分からないことがあります。
相場よりも安い土地なら安いなりの理由があります。
例えば、土地の高低差がある、車の出し入れがしにくい、隣家が近いなどです。
現地を確認してはじめて気づくことがあるので、その土地の相場あわせて確認しましょう。

▶手数料などの諸費用

不動産会社で土地を探す場合は、土地購入の際に仲介手数料がかかります。
仲介手数料は、土地の売買価格に対して3％＋6万円。
仮に500万円の土地を購入した場合、不動産会社を介したら21万円もの仲介手数料がかかります。
タナカホームズが自社で保有している土地の場合は、仲介手数料はかかりません！
また、長年の業者との付き合いの中で手数料がかからない土地もあります。
抑えられるコストは上手に抑えたいですよね。

立地から土地探しを考える

▶校区

隣近所の環境はもちろん、子育て世代ならお子様が通う学校の場所や距離も気になりますよね。
あわせて確認しておきたいのが「通学路」。
人通りがある道か、交通量が多い道路を通る必要がないか、歩道はあるかなど、
学校までの距離だけでなく、お子様が安全に通学できる道であるかを確認しておきましょう。

▶家を建てるために適した土地か

• 形状や方角 　　　　　

  土地の形や方角によっては、希望としている家のプランを実現できない場合もあります。
  家のプランを具体的にしたあとで、そのプランを実現できる土地かを判断しましょう。

  　　　

• インフラが整備されているか 　　　　　

  上下水道が整備されていない土地の場合、土地を購入後に自費で工事が必要になります。
  土地代が安くても、インフラ整備に工事費がかかりかえってコストがかかるケースもあるので、
  購入前に確認が必要です。

  　　　

• 災害の履歴や将来的なリスク 　　　　　

  過去に災害があった土地や将来的に災害のリスクがないか確認しましょう。
  例えば、過去に水害が起きた土地は、もともと地盤が弱い場合や低地にある場合など、
  再び災害が起こる危険性があります。
  また、崖が近い土地、傾斜がある土地、隣家との間に大きなブロック塀がある土地など、
  将来的に崩れる可能性がないかどうかも確認しておきたいポイントです。

  　　　

• 法的規制 　　　　　

  土地によっては法的な規制を受ける場所もあります。
  例えば、建ぺい率といって地域によって「土地に対して何％まで建物を建てられるか」が決まっています。
  また、将来的に近隣に大きな建物が建つ可能性がある地域もあり、
  これは「用途地域」を調べることで確認できます。
  山口県の場合は景観を大切にしているので、
  萩市や長門市などの一部の地域で屋根や外壁の色に規制があるエリアがあります。
  法的な規制については役所で確認ができますが、私たちタナカホームズでもお伝えできます！

  　　　

▶周辺環境

• 周囲にはどんな建物があるか 　　　　　

  周辺環境は住み心地に大きく関わります。
  例えば、隣に大きな建物がある場合や隣家との距離が近い場合は日当たりや風通しに影響します。
  また、住宅以外の建物の場合はそれが何に使われているのかを知っておくと安心です。
  場合によっては騒音や臭い、空気環境など、日常生活に支障を与えてしまうケースもあります。

  　　　

• お隣との境界線がはっきりしているか 　　　　　

  稀にお隣との境界がはっきりしていない土地があります。
  住み始めてからトラブルの原因になる場合があるので、注意が必要です。

  　　　

• 道路状況 　　　　　

  家の前に面した道路の幅や交通量、車の出し入れや駐車のしやすさも確認しておきましょう。
  車の離合ができない道路や交通量が多くなかなか車の出入りができない道路は、ストレスの原因にもなります。

  　　　

• 利便性 　　　　　

  日常生活に欠かせないスーパーやコンビニが近くにあるか、緊急時の病院までの距離も確認しておくと安心です。
  今だけでなく、老後に車を手放したときにも問題なく生活ができるかという
  長期的な視点も大切です。

  　　　

タナカホームズでは、現地での土地の敷地調査はもちろん、長い歴史の中で知りうる土地の情報も加味して家を建てるために適した土地を見極めています。
また、土木施工の資格者が在籍しており、万が一の災害にも強い地盤づくりから対応しています。
土地探しも家づくりのご相談もお気軽にお問い合わせください！