ローンを組むとなったときに、よく聞くのが「頭金」というもの。
まとまったお金が手元にないという場合、非常に大きな負担になります。
注文住宅を買う場合、多くはローンを組むことになりますが、頭金は必要なのでしょうか?
ちゃんとした知識があれば、計画的にお金を管理することができます。
この記事では、「あまりお金はないけどローンは組みたい!」「収入が少ないけど家を建てたい!」という方に向けて、住宅ローンの頭金について解説します!
□ローンの頭金とは?
そもそも、頭金とはどういうもので、なぜ存在するのでしょうか。まず、その意義について見ていきましょう。
*頭金とは
ローンを組むときによく聞く言葉ですが、一体どのようなお金を指すのでしょうか。
これは、「購入金額のうちローンを組まずに自分のお金で払う部分」のことです。
ローンを組む際に必須のこともありますし、場合によっては必要ないこともあります。
*どんなメリットがあるのか
では、頭金があることでどんなメリットがあるのでしょうか。
まず、月々の返済額が減り、より計画的な返済が可能になります。
また、そうするとローンにかかる金利も抑えることができます。
ある程度自分で払ってしまうことで、よりライフプランに合った返済方法を選べるというメリットがあります。
*頭金がないデメリット
頭金がない場合は、その分返済金額が増えます。
すると、金利の面で損をする可能性があります。
頭金があると金融機関の優遇を受けられる場合もあるため、ライフプランに応じて頭金0を選択しましょう。
□住宅ローンの場合は?
住宅ローンではどのような仕組みになっているのでしょうか。
*頭金がなくても組める
実は、住宅ローンに関しては頭金なしで組める場合があります。
「頭金がないからローンが組めない」と考えている方は多くいらっしゃいますが、誤解です。
もちろん、頭金を利用することもできます。そのため、自分の現在の資産に合わせて選ぶことができます。
*頭金があった方がよいか
これに関しては、頭金はあるに越したことはないと言えます。
ローンの分の金額が減ることは大きなメリットです。
また、頭金があることで何か優遇があるというサービスを実施しているところもあります。
そのため、余裕を持った返済ができるだけでなく、購入できる住宅の幅も広がるのです。
*頭金を用意するならいくら?
では、仮に頭金を用意するとしたらいくらくらいがよいのでしょうか。
一般的には、購入金額の2割を目安にしています。
その場合、残りの8割でローンを組むことになります。
また、先ほど述べたように、頭金なしでローンを組むこともできます。
その場合は10割全てローンを組みます。従って月々の返済額は多くなるというデメリットがあります。
*頭金が用意できないときは、繰り上げ返済を利用する
頭金がないと、ローンの金額が大きくなります。
そうすると、金利の面で損することがデメリットになってきます。
それを解決する一つの方法として、ローンの繰り上げ返済というものが挙げられます。
これは、ある程度まとまったお金を返済することでその分の利息を軽減できる仕組みです。
もし返済額に余裕があれば、少し早めに返していくことで、デメリットを軽減できます。
□まとめ
頭金なしでも、全額ローンで支払うことで住宅を購入することができます。
しかし、その場合は返済額が大きくなることも知っておかなければいけません。
そのため、頭金を用意できるなら、そうするに越したことはないでしょう。
とはいえ、お金をためておかなくても住宅が買える仕組みはありがたいもの。
いずれにせよ、自分のライフプランにあったローンを組むことが大切ですね。