マイホーム購入を検討しているみなさんは、住宅ローンを組むか現金一括で購入するかで悩んでいるのではないでしょうか。
どちらの方法にもメリットとデメリットがあり、どちらが良いか判断するのは難しいものです。
【目次】
住宅を現金で一括購入するメリット
現金一括で購入することには、いくつかのメリットがあります。
1: 金利負担がなくなる
現金一括で購入すれば、住宅ローンを組む必要がないため、金利負担が一切なくなります。
住宅ローンの金利は、近年は低金利ではありますが、長期にわたって返済していくことを考えると、決して無視できる金額ではありません。
2: 諸費用が削減できる
住宅ローンを組む際には、金利以外にも、融資手数料、保証料、団体信用生命保険料など、さまざまな費用が発生します。
現金一括で購入すれば、これらの諸費用もすべて不要になります。
3: 値引き交渉が有利になる
現金一括で購入すると、住宅販売業者にとって、ローン審査や担保設定の手間が省けるため、値引き交渉が有利になります。
特に、不動産市場が活発な時期や、売却を急いでいる物件であれば、より大きな値引きが期待できます。
4: 心理的な安定感
現金一括で購入すれば、毎月の住宅ローンの返済という大きな負担から解放されます。
これにより、心理的な安定感を得ることができ、生活の質を向上させることも期待できます。
デメリットは減税の恩恵がないこと
現金一括で購入するには、いくつかのデメリットも存在します。
1: まとまった資金が必要
現金一括で購入するには、住宅価格の全額を一度に支払う必要があるため、まとまった資金が必要となります。
住宅購入は人生において大きな買い物であり、高額な資金を準備するのは容易ではありません。
2: 住宅ローン控除が使えない
住宅ローン控除は、住宅ローンを組んで返済している人が受けられる税制優遇制度です。
現金一括で購入した場合、この住宅ローン控除を受けることができず、減税の恩恵が受けられません。
3: 資金不足のリスク
現金一括で購入する場合、資金が不足してしまうリスクがあります。
住宅購入以外にも、さまざまな費用が発生する可能性があり、資金計画をしっかりと立てておく必要があります。
4: 投資機会の損失
現金一括で購入してしまうと、他の投資に回せる資金が減ってしまう可能性があります。
不動産以外にも、株式や債券など、さまざまな投資機会があり、これらの投資から利益を得るチャンスを逃してしまう可能性もあります。
まとめ
住宅購入における現金一括購入は、金利負担や諸費用を削減できるなど、メリットもあれば、まとまった資金が必要となるなど、デメリットも存在します。
どちらの方法が最適かは、個々の状況によって異なります。
住宅購入は人生において大きな決断です。
メリットとデメリットをしっかりと理解した上で、自分に合った方法を選択することが大切です。