不動産を購入しようと考えている方へ、物件価格以外にも、さまざまな費用がかかることをご存知ですか。
物件価格にプラスして発生する諸費用は、住宅購入の大きな負担となる場合があります。
この記事では、不動産購入時に発生する諸費用について、その内訳や目安金額、支払うタイミングなどを解説します。
さらに、諸費用を少しでも安く抑えるための10個のコツもご紹介します。
この記事を読めば、不動産購入にかかる費用を把握し、安心してマイホーム購入を進めることができるでしょう。
【目次】
不動産を買う諸費用とは?
不動産を購入する際には、物件価格に加えて、さまざまな諸費用が発生します。
諸費用は、物件価格の約7~10%程度とされています。
例えば、3,000万円の物件を購入する場合、諸費用は約210万円~300万円になります。
これらの費用は、住宅ローンと合わせてローンを組むこともできますが、一般的には現金で支払うのが一般的です。
1:諸費用の内訳
不動産購入にかかる諸費用は、大きく分けて以下の4つに分けられます。
・仲介手数料
・登記費用
・税金
・その他費用
2:諸費用の目安金額
それぞれの費用の目安金額は以下の通りです。
・仲介手数料:物件価格の3%+6万円(上限60万円)
・登記費用:10万円~20万円
・税金:物件価格の1~2%程度
・その他費用:10万円~30万円
3:支払うタイミング
諸費用の支払うタイミングは、以下の通りです。
・手付金:売買契約時に支払う
・仲介手数料:売買契約時と残金決済時に支払う
・登記費用:残金決済時に支払う
・税金:残金決済時に支払う
・その他費用:物件によって異なる
諸費用を安く抑える10個のコツ
不動産購入にかかる諸費用は、いくつかの方法で安く抑えることができます。
以下に、具体的な節約方法を10個紹介します。
1:仲介手数料を安くする方法
・複数の不動産会社から見積もりを取る
・売主と直接交渉する
・不動産会社と交渉して手数料を値切る
・仲介手数料無料の不動産会社を利用する
2:登記費用を安くする方法
・司法書士の費用を比較検討する
・オンラインで手続きを行う
・登記費用を抑えられる不動産会社を選ぶ
3:税金を安くする方法
・不動産取得税の減免制度を利用する
・固定資産税の評価額を見直す
4:火災保険料を安くする方法
・複数の保険会社から見積もりを取る
・保険期間を長くする
・一括払いで支払う
・補償内容を見直す
5:引っ越し費用を安くする方法
・引っ越しシーズンを避ける
・荷物を減らす
・複数の引っ越し会社から見積もりを取る
・格安引っ越し会社を利用する
6:住宅ローン関連費用を安くする方法
・住宅ローン金利を比較検討する
・ローン保証料を見直す
・事務手数料を見直す
7:その他費用を安くする方法
・物件の購入時期を見直す
・住宅設備を見直す
8:賢く交渉する
・不動産会社や司法書士など、各専門家との交渉術を磨く
・物件価格や諸費用について、遠慮なく交渉する
9:情報収集
・不動産に関する情報を集め、賢く購入を進める
・インターネットや書籍を活用し、知識を深める
10:プロに相談する
・不動産購入に精通した専門家(不動産会社、ファイナンシャルプランナーなど)に相談する
・専門家のアドバイスを受けることで、無駄な費用を抑えることができる
まとめ
不動産購入には、物件価格以外にもさまざまな諸費用がかかります。
諸費用は、物件価格の約7~10%程度とされ、仲介手数料、登記費用、税金、その他費用など、さまざまな項目が含まれます。
諸費用を安く抑えるためには、複数の不動産会社から見積もりを取ったり、司法書士の費用を比較検討したり、火災保険や引っ越し費用を見直したりするなど、さまざまな方法があります。
この記事で紹介したコツを参考に、賢く不動産購入を進めていきましょう。