マイホーム購入を検討されている中で、土地探しに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
特に、角地は日当たりや間取りの自由度など魅力的な点がある一方で、初期費用が高くなる、日差しが強すぎるなどの課題も抱えています。
この記事では、角地購入を検討されている方のために、メリットとデメリット、選び方のポイント、注意点などを解説していきます。
失敗なく理想のマイホームを実現するためにも、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
【目次】
角地の魅力と課題:知っておきたいメリットとデメリット
角地は、2方向以上の道路に接している土地のことです。
道路に面している面積が広いことから、日当たりが良く、開放感も得やすいというメリットがあります。
しかし、角地は人気が高いため、価格が高くなる傾向にあることも事実です。
また、日差しが強すぎて暑くなってしまう、プライバシーが保ちにくいといったデメリットも。
角地を購入する際には、メリットとデメリットを理解した上で、冷静に判断することが重要です。
1: 日当たりが良い
角地は、2方向から光を取り込めるため、日当たりが良く、明るい室内を実現しやすいというメリットがあります。
日差しをたっぷり浴びながら生活できるのは、気持ちの良いものです。
また、洗濯物が乾きやすく、室内がジメジメしにくいといったメリットもあります。
2: 設計の自由度が高い
角地は、道路に接している面積が大きいので、間取りの自由度も高くなります。
例えば、玄関の位置は道路に接している2方向のどちらにも設計可能です。
日当たりの良い方角をリビングやベランダにすれば、より快適な住まいを実現できます。
3: 資産価値が高い
角地は人気が高く、希少価値も高いため、他の土地よりも価格が高くなる傾向にあります。
そのため、資産価値も高く、将来的に売却する際にも有利に働きます。
4: 建ぺい率の角地緩和が適用される場合がある
角地は、建ぺい率が緩和される「角地緩和」が適用される可能性があります。
建ぺい率とは、土地の広さに対してどれくらいの面積の建物を建てて良いかを定めたものです。
角地緩和が適用されると、より広い面積の建物を建てることができるため、よりゆとりのある住まいを実現できます。
5: 防犯性が高い
角地は、2方向が道路に面しているため、外から人目に付きやすく、防犯性が高いというメリットがあります。
犯罪者にとって、角地は隠れ場所になりにくいため、比較的安全と言えます。
後悔しないための選び方:角地選びで失敗しないためのポイント
角地は、魅力的な反面、注意すべき点もいくつかあります。
せっかく角地を購入しても、後悔しないように、事前にしっかりと確認しておきましょう。
1: 道路状況を調べる
角地と接する道路の交通量を事前に調べることは必須です。
昼夜問わず交通量が多いと、騒音や振動に悩まされる可能性があります。
また、人通りも確認しましょう。
人通りが多いと、プライバシーが保ちにくくなってしまう可能性もあります。
2: 制限を調べる
角地には特有の制限や緩和基準があります。
建ぺい率や容積率、道路斜線制限などを購入前に確認しておきましょう。
制限を把握しないまま角地を購入すると、希望の住宅を建てられない可能性があります。
3: 角地の方向別の特徴を理解する
角地は、日当たりの良さが魅力ですが、どの方向を向いているかによって、日の当たる時間が異なります。
南東の角地は、日当たりが良く、人気も高いですが、価格も高くなる傾向にあります。
道路に面する方角によって、最適な間取りも異なるため、方向別の特徴を理解した上で、土地を選びましょう。
4: 周辺環境をチェックする
角地は、2方向が道路に面しているため、周辺環境の影響を受けやすいという特徴があります。
騒音や振動、排気ガス、ゴミ問題など、気になる点は事前にしっかりと確認しておきましょう。
5: 外構費用を考慮する
角地は、2方向に外構が必要となるため、通常の土地よりも外構費用が高くなる傾向にあります。
外構費用は、土地の形状や大きさ、使用する素材などによって大きく異なります。
事前にしっかりと予算を立て、資金計画に余裕を持たせておくことが重要です。
6: 隅切りについて確認する
角地では、道路の曲がり角を安全に曲がれるように、土地の一部を切り取る「隅切り」が必要になる場合があります。
隅切りが必要かどうかは、道路の広さや自治体の条例によって異なります。
購入前に、必ず役所に確認しましょう。
まとめ
角地は、日当たりが良く、間取りの自由度も高いなど、魅力的な土地です。
しかし、価格が高くなる、日差しが強すぎて暑くなるなどのデメリットもあります。
角地を購入する際には、メリットとデメリットを理解し、後悔しないように、しっかりと情報を集めてから判断することが重要です。